不用品の回収業者は一般家庭で使われなくなったゴミを引き取ってくれる便利な存在ですが、そんな不用品回収業者でも回収できない物があります。

危険物・中身が入っている缶類

危険物や有害物質に該当するものは回収ができないです。
スプレー缶やガスボンベ等の中身がまだ残っている缶類は断られるケースが多いです。

※中身が空でも断られるケースがあります。

どうして回収しないのか

1. 廃棄前に必ずガス抜きをしなければならない
2. 残っているガスに引火して爆発の可能性がある
3. 大量のガス抜き等をした場合、近隣住民に迷惑がかかる

自治体によってはスプレー缶等はガス抜きをすればそのままゴミの日に出せます。

• 廃油は危険物に該当しますので専門業者やガソリンスタンドに依頼してください。
• 銃火器・火薬・爆弾も回収できません。廃棄には許可申請が必要になります。

食品・生ごみ

一般的に不用品業者は食品・生ごみの回収を行っていないです。
※各自治体のごみ収集で対応可能なゴミになります。

どうして回収しないのか

1. 食品の悪臭が漂って近隣住民に迷惑がかかる
2. 処分する際の分別に時間がかかってしまう

業者によっては食品リサイクル法の許可を取っており、回収を行う業者も稀にあります。
冷蔵庫の回収を依頼される場合は、まず生ごみを処分しておく必要があります。

生き物

生き物に関しましてはほぼ全ての業者が回収NGです。

どうして回収しないのか

1. 生き物を扱う許可を取得していない
2. 引き取った後の生き物の扱いに困る

どうしても引き取って欲しい場合は、保護施設や動物愛護団体へ相談してください。

大型な物

一般家庭で出る家具やソファ等は回収してもらえますが、バイク・ピアノ等の大型な物は断られるケースが多いです。
バイクの部品や小型バイク等は回収してもらえるケースがあります。

どうしても引き取ってもらいたい場合は専門の業者に依頼をしてください。

医療機器

インシュリン注射器などの医療機器の回収も基本的に断られます。
医療機器は医療廃棄物となり専門業者でなければ回収はできません。

※自治体でも回収はできません。

注射器は感染症の危険性がありますので医療機器回収専門の業者に依頼しないといけません。
また体温計や血圧測定器等の感染症の危険性がないものは回収してもらえます。

個人情報が記載されている物

• 免許証やパスポート
• 個人情報や機密情報が入ったCDやハードディスク

これらは自治体のごみ収集で対応可能なゴミになりますので、完全にデータを削除した上で一般ゴミとして出しましょう。

いかがだったでしょうか？
便利な不用品回収業者ですが、断られるケースもありますので、依頼をされる前に事前にチェックをしておくことをお薦めします。