「終活」という言葉がテレビや雑誌でも頻繁に取り上げられるようになったので耳にしたことが多いかと思います。
この終活と等しい意味合いといっても過言でないのが生前整理です。
生前整理は終活の一環でもあり、元気な内に行うことが非常に望ましいです。
ここでは生前整理について分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、生前整理とは?について紹介させて頂きます。
生前整理とは、元気なうちに持ち物や書類などを整理することです。
そうすることによって亡くなった後、遺族や周囲の人々が、残されたものを片付ける手間を減らすことが出来ます。
亡くなった後、故人の私物は、どれが大事なものなのか遺族には判断し辛いものです。
元気なうちに必要なもの、不要なものを整理することによって、亡くなった後に遺族にかかる負担を軽減しようというのが生前整理の取り組みの主な目的です。
生前整理は、元気で健康な状態で行うことが推奨されています。
なぜなら、認知症によって判別が難しくなってからでは遅いですし、突然の事故や病気によって亡くなることもあるので余裕を持った取り掛かりが大切です。
生前整理をスムーズに進めるために、生前整理の進め方について簡単に紹介致します。
ポイントは3つで
自身が所有している財産について、可能な限り書き起こしましょう。
書き起こしたものを「財産目録」といいます。
書き方に決まった形式は無いので、遺族が見ても分かりやすいような形で書かれて下さい。
0から書くことが苦手な方は、インターネットでテンプレートを検索してみましょう。
記入の際はプラスの財産はもちろんですが、負債についても余すことなく記入することが大切です。
現時点で不要だと思うものは出来る限り処分して徐々に所有物を身軽にしていきましょう。
そして、残したいものをリストアップして伝えておきましょう。
もしもの時は、全て処分しても構わないのであればそういったことも伝えておいて下さい。
遺族が不用品で特に困るのが「もの以外」のもの。
銀行の口座情報やインターネットで利用しているサイトのIDやパスワードなど。
これらも整理したり遺族への引継ぎをしっかりと残す準備をされて下さい。
相続トラブルが起きないためにも遺言状は必要不可欠です。
近年では、遺言状ではなくエンディングノートというものがあり、終活するにあたって非常に便利なテンプレートで作られたノートが売っています。
自分の死後、家族が困らないように手続きに必要な情報を書いたり、葬儀や介護に対する考えを記入する欄があります。
記入したら家族に渡しておくか、目を通してもらえそうな場所においておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、生前整理とは?について紹介させて頂きました。
整理された状態で遺された物品は遺族が整理する負担を軽減し、亡くなった人が引き継ぎたかったものを最適に見極めることが出来ます。
自分が亡くなった後、遺族は葬儀などを含めてやるべきことに追われます。
もちろん普段の日常生活もあるので物品の整理や整頓に十分な時間をかけることが出来ない人も多いでしょう。
そうした負担を軽減することが出来るのが生前整理です。
生前整理は、遺族や友人、家族に対する最後の贈り物とも言えるでしょう。