親が亡くなった後のことを考えると、物はなるべく早い内から整理整頓しておくに越したことはありません。
しかし、住んでいるのは親なので無断行うわけにもいかず親の同意が必要です。

ここでは遺品整理を始める際に親を説得する最善な方法について分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、遺品整理を始める際に親を説得する最善な方法について紹介させて頂きます。

親を説得して生前整理

生前整理とは、もしもの時に備えて予め不要な物などを処分して整理整頓しておくことをいいます。
親が歳を重ねると気づけば実家がモノで溢れかえってるなんてことがあります。

これは、体力的な問題から散らかりやすくなることが原因です。高齢になると、どうしても体力、認知能力が落ちてしまい家の片付けが難しくなります。
特に来客が少ないと、人の目を気にする機会がなくなり、孤独感からモノに愛着をもって捨てられないといったジレンマに陥りやすくなります。

そういったことを理解した上で、親と揉めることなく生前整理を行うことが重要です。
強い口調で話しを進めると親も自尊心を傷つけられたと反発して話しが拗れていきます。
なのでしっかりと納得してもらった上で互いに片付けを行うように進める必要があります。

一例ですが、生前整理について理解をしてもらった後にハンガーを幾つかプレゼントします。
新しいモノと入れ替わりということで既存のハンガーを処分して、ハンガーの数に比例して衣類の所有数の見直しなどを提案したりすると、着なくなった服などを手放そうといった流れに進めることが出来るでしょう。
このように親に理解をしてもらうという点が最も重要です。

なぜ説得する必要があるのか？

親の身の回りの生前整理を何故行う必要があり、説得しなければいけないのか。それは親の為でもあり、残される遺族のためでもあります。
極端な例ですが、ゴミ屋敷のような環境と、ホテルのような住まいなら、断然後者のほうがより快適に生活を送ることが出来ます。

豊かな老後生活を送って貰うためにも不要なものを手放して整理整頓された環境であることは大切なのです。

次に、残される遺族のためというのは、親が亡くなったあと遺族は遺品整理を行わなければなりません。
その際に1万点のモノの取捨選別をするのか、1000点のモノの取捨選別をするのかでは負担が大きく異なります。

また、遺産相続を行う際には、親の財産をすべて把握しなければなりません。
モノで溢れ返っている中から財産になるような貴重品を探し出すのは片付けるよりも大変です。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
今回は、遺品整理を始める際に親を説得する最善な方法について紹介させて頂きました。

親でなくても、現在進行系で生きている我々ですら不要なモノで溢れかえっています。
一度台所に立ってみれば、ちょっと味変にと買ってあまり使っていない調味料などで溢れかえっていたりします。

それを捨てろと第三者に言われたら「まだ使える」、「もったいない」という思考がどうしても過ぎってしまいます。
親も同じで捨てようと一言に言われてもなかなか踏ん切りが付かない事が多いのです。
円滑に生前整理が行えるように親に理解して貰うよう働きかけてみて下さい。