知っている方はかなり稀でマイナーな資格「遺品整理士」。
人によっては映画、ドラマで、見聞きしたことのあるかもしれませんね。
「遺品整理士」という文字通りに意味を受け取れば遺品整理のプロフェッショナルなのかなと連想できるかと思いますが、正しくはどんな資格なのかここでは遺品整理士について分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、遺品整理士について紹介させて頂きます。
遺品整理士とは、一般財団法人遺品整理士認定協会が認定する資格で、資格取得後は遺品整理の専門家としての知識を身に付けることが出来ます。
そもそも遺品整理に注目が集まってきたのはここ最近のことで、それまでは一般的な清掃業者が仕事を引き受けていました。
ちょっとした雑学ですが、その昔一般的な清掃業者が仕事を引き受けていたころは法整備が進んでおらず、言い値といわれる所謂高額請求であったり、悪質な不用品買い取りや窃盗などのトラブルが相次いでいました。
こういった問題を解決すべく遺品整理専門の仕事に注目が集まり今に至ります。
遺品整理士は、2ヶ月間の通信講座を受けた後に所定の審査を通過することで取得可能で合格率は65%ほど。
3人に1人は不合格になっています。
受講すれば誰でも取れるといったわけではなく、正しい知識を身に付けた方のみが合格し遺品整理の専門家になれます。
遺品整理士の資格を持っている人間に依頼をすれば絶対にトラブルが無いかといえばそうではありません。
やっぱり人と人との間でのやり取りですので言った聞いてないなどの食い違いや、資格所有者側にやましい気持ちがあればトラブルになることもゼロではありません。
それでも全くの無知の人に依頼するか、資格を所有していて遺品整理において捨ててはいけないものが何なのかをしっかりを分かっている人に依頼するのかでは後者を選んだ方が掛けた費用に対して最大限のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
正直、遺品整理自体は、誰でも行うことができます。
遺品整理は、車の運転のような資格が無いと行ってはいけないことではありません。
また遺品整理士の資格があることで何かしら法的に優遇されることなどもありません。
しかし、遺品整理士の資格を持っているということは遺品整理に関して一定レベルの知識を持っていることの証明になるので安心、信頼出来るといった側面で、持っていない業者と比較すると有利に働きます。
依頼する側にとって「どの業者を選んだら良いかわからない」方が殆でしょう。
そこで遺品整理士の資格所有者が居る業者を選べば、高額な料金を請求する悪徳業者などに引っ掛かることが大幅に減ります。
そして正しい知識を持っているので高品質なサービスを提供してもらえることでしょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、遺品整理士について紹介させて頂きました。
遺品整理士は遺品整理士認定協会による正な審査を通過して得られる資格です。
取得後は遺品整理のプロとして認められます。
遺品整理士が居る業者では、遺品整理に関する一定の知識とノウハウを持っているので遺族の気持ちに寄り沿ったサービスを行ってくれます。
非常に残念なことに近年は悪徳業者が増加しているので、故人をしっかりと供養する意味でも、遺品整理を業者へ依頼する際はホームページなどで遺品整理士の在籍有無を確認されてみて下さい。